世界のへんなおじさん by 白石あづさ世界のへんなおじさんを集めてみました。「世界のへんなおじさん」小学館より発売中

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愛人も不景気に弱い!?


うしみつどきにこんばんは。
夜型生活が続く白石あづさです。
昨日は、ゴールデン街で友人がおやじギャグ大会を
やるというので、行ってみたら、「だじゃれ大会」でした。

ダメ出しとうんちくいっぱい…
ちょっと疲れた…

さて、この不景気。
不景気に弱い仕事っていろいろありますね。
旅行、レジャー、建築などなど。

私はそのなかに「愛人」も加えられると思います。
何年か前に私の親戚のおばさんから、ドサッと
服がダンボールで届きました。

開けてみると、どピンクのコートや、
スパンコールキラキラのシャツ、
何枚ひだがあるんだ!と数えたくなるヒラヒラスカート。

おばさんに電話で聞いていると、お友達の服だそうです。

「いったい何の仕事をしている人?」
「ああ、友達の仕事? 社長の愛人」
「一度、袖を通した服は着ない!とかで(実際そんなこともないんだろうけど)、服をいつもくれるんだけど、私、太っちゃったでしょー。入らないから、あっちゃん、お母さんと着なさいよ」
「うん…でも、すごい派手だよ」
「でも、ものはいいのよ。シャネルとか」

確かに。どピンクのコートも手触りよし。
が、当時、実家暮らしだった私も母も、田舎ものなので普段、とても地味に暮らしている。
いったいどこに着ていけばいいのだろう?

とはいえ、もったいないので、犬の散歩にピンクのコートを着て田んぼのなかを歩いたり、スパンコールを全部糸きりバサミで取り外したりしながら、なんとか職場に着ていったりしたけれど、やっぱり、このオーラの強い服を着こなすにはそれなりのエネルギーが必要。職業・愛人の服なんだな…。

その後、何回かど派手な服が送られてきたけれど、ある日、ぴたりとこなくなった。

どうも不景気で社長さんの会社が傾いたみたい。
となると愛人もリストラ?

おばさんの話だと、50歳くらいという愛人さん、今から手に職つけて世間に出るには大変みたい。

学生さんたちは、不景気に左右されない会社に就職したい!というけれど、愛人もずっと続けるには、どんな会社の社長を選ぶかは重要なのかも。

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白石あづさ

ライフスタイル誌などを中心に活動しているフリーライター。
小学館より「世界のへんなおじさん」を出版。

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