世界のへんなおじさん by 白石あづさ世界のへんなおじさんを集めてみました。「世界のへんなおじさん」小学館より発売中

世界にはへんなおじさんがいっぱい

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織田淳太郎著 「ルポ 現代のスピリチュアリズム」 


真夜中にこんばんは。

今日も起きたのがお昼過ぎ、朝ならぬ昼風呂につかり、
夕方からふらふら飲み歩いて、一行たりとも
原稿を書かなかったダメダメダメの白石です。

いざとなれば神頼み…!と心のなかでいつも
思って、締め切りを思い出さないようにしている
心の弱い私に、ガツン、と心に響く素敵な本が出版されました。

織田淳太郎著 「ルポ 現代のスピリチュアリズム」(宝島社新書)

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ボクシングや野球、また自身のうつ体験などなどの
著書を持つノンフィクション作家の織田さんですが、
スピリチュアルの分野は初みたい。

普段の織田さんは、牛の生肉が好きで、ビールと焼き鳥を
心から愛する冷え性で肩こりの作家さんです。

週刊誌記者時代のおもしろおかしい話も、
あんまりにおかしくて漫画になりそうです。

先日も焼き鳥屋で飲んでいて、私は
笑いすぎてアゴがいたくなったくらいの
愉快な人です。

そんな織田さんの2年がかりで取材した
新作のルポは、かなり深いお話。

「なんだか怪しくて、でも困ったときに頼りたくなる」
という勝手な私のスピリチュアルへの認識を
せっせと改めてくれました。

オーラとか占いとか石とか、そういうのじゃないのです。
結論をここで書いちゃうのは、なんなので教えてあげません。

でも、ひとつだけ。
「なぜ人間は生きるのか?」と聞いた記者に対して、
インドの僧?は答えます。
「なぜ花は咲くのか?」

この言わんとしていることが、
本を読んでいるうちに分かってきます。
そして、何度でも読み返したくなります。

…と書いても私の説明が下手なので、
本の帯にある秀悦なコピーをコピペ。


「ほんとうの自分」はどこにいるのか。

人の心は満たされない--
答えなき問いかけに
あえて向き合う
終わりなき旅のはじまり

著者のまったく個人的な動機からスタートした、
スピリチュアリズム世界へのアプローチ。
いまを生きる人間と、過去に生きた人間の間を交錯しながら、
現代日本におけるスピリチュアルブームの深層に迫る。

実力派ノンフィクション作家として確固たるキャリアを築きながら、
どうしても満たされない人生の難題--。
人は何のために生きるのか。


ほらー、これだけ読んだだけでも、なんだか、かっこいいでしょう。

「明日からもてる!」とか「ビジネスに勝つ!」とかいう
本を読むよりもずっと、深みのあるかっこいい女、
かっこいい男になれること請け合いです。

今を生きることに悩んでいる人も、悩んでない人も、
タイガー・ウッズにもお勧めしたい。

……私ももう一回、読み直して渇をいれたいと思います。
まずは早起きから。


「海岸列車」 室井大資さんの短編集発売!

夜更けにこんばんは。
最近、めっきり夜遊びを控えている
白石あづさです。

今日はライターではなく、広報の仕事で
新宿におりました。
新宿といえば、ゴールデン街。

風邪も直ったし、そろそろバーに…
思うのですが、まっすぐおうちに帰りました。

なぜかというと、すぐに読みたい本があったからです。

その本とは、

室井大資著 「海岸列車」

海岸列車


●室井さんは

本の感想を書く前に、室井さんの紹介をしましょう。

私が室井さんを知ったのは、ライブドアのデイリー4コマという
ネット上の漫画「妖怪研究家ヨシムラ」が最初でした。
妖怪とヨシムラのほのぼのシュールギャグがたまらないのです。

そののち、小学館から自分が「世界のへんなおじさん」を
出すことになったとき、イラストを誰に描いてもらう?
と編集さんに聞かれて、「絶対、ヨシムラ!」とお願いしました。

室井さんに仕事を頼みに行ったときの話は以前、
ブログに書きましたが、そののち、ヨシムラも発売になって、
お祝いに、新宿に北京ダックを食べに行きました。

それから、しばらくして、新宿ゴールデン街で
頼まれて私が「ちょっと不幸祭り」という
へんなイベントをやるときに、ふらりと来てくれて、
「冷凍のネコ」の話をしてくれました。

で、その「冷凍のネコ」の話が終わると、
「今度、ハードボイルドとかオバケ?の話を描くので、誰か
そういう関係の人いたら話が聞きたい」
というのですが、白石にヤクザの友達がいません。
まあ、普通の女子にはいないでしょう。

なので、ヤクザのおじさんのかわりに、
機関銃とかなら詳しい戦場ジャーナリストの友達か、
よく心霊を見る神主の友達なら紹介するね…
と約束して…すいません、それっきりでしたね。

そうこうしているうちに、もう連載スタート!!
しかも、すでに本が発売!?
……ってことを昨日、夜中に知った。

ファンなのに、乗り遅れた感じなのですが、
いまさらでも、気合で紹介です。


●海岸列車

6編による短編です。
私がとても読みたかったデビュー作の「海岸列車」。

かわいいヨシムラから入った私には、
室井さんが描きたかったハードボイルドに
ついていけるかな?と思っていたのですが、
なるほど、真反対のタッチですけど、
なぜヨシムラが好きなのか、よく分かりました。

全編、出てくる登場人物は、「さえない」人々です。
そのざらざらとした気持ちの描写のされっぷりが見事です。
派手さがなくて、男子高校生の話「キッス」も地味に楽しい。

ちなみに、苦手な血がドバドバ出るのは最初の一編だけでした。
血がドバドバでるんですけど、その「海岸列車」が一番好きです。
どうして室井さんはこれを描けたんだろう?と思うほど、
何度読み返してもグッときます。名作です。

どんな話なのかは、書きません。
ぜひ読んでみてください。


袋とじの中身は…「くう・ねる・のぐそ」

うしみつどきに、こんばんは。
風邪気味の白石あづさです。

午後に編集者さんが家の近くにやってきて、
書籍の打ち合わせをしていたのですが、
ぶるぶると寒気。

決して、その編集者さんが嫌いなわけではないのですが、
話をすればするほど眠くなったり、だるくなったり。

家に帰ってあったかい部屋でアイスクリームが
食べたい!という気持ちでいっぱいだったのですが、
今日は名古屋に転勤してしまう友人の主催パーティー
に行ってきました。

行ってしまえば、それはそれなりに
楽しいのですが、結局2次会までワイワイと参加して、
グロッキー。
明日、あさって、「外出なし」に決定です。
バナナ買いに行く以外は、一歩足りとも出ません〜

そうなると、楽しみは読書。
溜め込んだ本を布団のなかで読み続けるのも
至福のひととき。

ええ、その前に締め切りいっぱいありますね。
もちろん、書きますとも…たぶん。

●のぐそ、の本です

さて、仕事柄なのか、
本をいただくことが多いです。

普段、自分で買う本は、おしゃれなカフェの本とか
「猫村さん」みたいなゆるい本とか。

が、「白石さんなら、きっとおもしろいと思うよ」と
渡される本は、まああんまり女性がレジに持っていく
ことがほとんどないと思われる奇抜な本です。

昨日は「戦場のハローワーク」をご紹介しました。

今日、ご紹介するのは、「くう・ねる・のぐそ 自然に「愛」のお返しを  伊沢 正名 (著) 。 山と溪谷社

なんと、ほぼ一年を通して、
「のぐそ」をしているというキノコ写真家の方の
「のぐそ日記」です。
このブログに「のぐそ」と書くのも恥ずかしいのですが、
なぜかひらがなだと、かわいい感じです。

著者は森のなかだけでなく、
都会でもチャレンジされています。
普段行く代々木公園とかで、お尻を
出している人がいたら、びっくりしますよね。
でも、この本では、いかに人に気がつかれずに
遂行するか、そのテクニックが紹介されています。


山と溪谷社の編集の方に「僕が編集したんです」と
いただいたのですが、これまた衝撃的でした。

まあ、本文もさることながら、
書籍のくせに、袋とじがついているのです。

袋とじって、ほら、よく週刊誌とかで、
グラビアアイドルのヌードを見られないように
閉じているでしょう、あれです。

で、のぐその本には、ヌードなんて出てきませんが、
世界初!? 土に帰るおじさんの「のぐそ」の1ヶ月を
追った写真が袋とじなのです。

実は私は怖くてまだやぶいていません。
だって、食事の前もいやだし、食事の後も
いやじゃないですか。

すごいタイミングが難しい本なのです。
じゃあ、寝る前? と思うのですが、
まだ初夢を見ていないので、もし、袋を開けて
そのまま寝てしまって初夢が「のぐそ」だったら、
もう、生きていけません。

スリリングといえばスリリングな本です。
いろんな概念が覆される一冊、袋をやぶいた人がいたら、
どんなだったか教えてください。

ではおやすみなさい。



ギャルにもてる!? 「戦場のハローワーク」

うしみつどきに、こんばんは。
白石あづさです。

今日は友人のど派手な(まるで結婚式のような)
お誕生日会に参加してきました。

100人以上はいたでしょうか。
ひとりで行ったので、何をしていいか分からずウロウロ。
なんか芸能人のパーティみたいでした。

おめでとう! Mちゃん!


●謎がいっぱい


さて、私も年に一度、夢の島にて地味に
主催誕生日パーティをしています。

地味です。バーベキューセットがないから、
いつもカセットコンロで鍋です。

一応、外国式に主催者持ちで、
参加者は無料にしているので、そんなに
いい肉は用意できません。

お買い得3パックの肉とか、
チリ産シャケ一切れ100円とかです。

で、だいたい10人くらい、いつものメンバーが
ぞろぞろやってきます。

そのひとり、毎年、来てくれるのが仲良しの
カトケンこと加藤健二郎さん。
いつもお誕生日の曲をバグパイプで吹いてくれます。

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元は戦場ジャーナリストなんだけど、
今はバグパイプ吹いているんだよ。

とカトケンさんは言ってましたが、謎がいっぱいでした。

戦車が好きなのだそうで、戦車の話をいろいろ
してくれたことがあったのですが、
ミサイルの話も、機関銃の話も、よく分からないです。

でも、前線でどうやってトイレに行くのかという
ことに関しては、ついメモりたくなりました。
(けっこう難しいんだって)

そんなある日、コンビニに行くと、
「意外と強いぞ 自衛隊」という500円の本が
並んでいました。
もしや?と思って手にとると、やはり加藤健二郎著。

悩みましたが、レジに持っていくのが、
恥ずかしいので、買うのは明日にしました。
ところが、翌日、コンビニにもう本がないのです。

「意外と強い」という意味深なタイトルにやられた
人が、けっこういたようです。


●戦場のハローワーク


で、ようやく本題。
そんなカトケンさんから、昨日、小包が送られてきました。
開けてみると、文庫本。

「戦場のハローワーク」 講談社 加藤健二郎

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表紙がゲリラですから、ちょっとびびりますが、
中身は戦場ジャーナリストのなり方指南。
…なんだけど、ほとんどカトケンさんの戦場ナンパ一代記!

世界のギャル攻略法が綿密に描かれています。
もう最初っから、ふとんかぶって笑いっぱなしです。

戦場って案外、のんきだなあ…と思ったり、
新聞社のカメラマンと、フリーのカメラマンの違いだったり、
はたまたゲリラの本音がおかしかったり。

カトケンさんは、「戦争の犠牲」
などを撮るカメラマンではなく、
ああ、あれはなんとかっていう戦車だとか、
今、飛んだミサイルは何とか…でニヤニヤする
軍事オタク系のカメラマンです。

人道的な人は怒るかもしれないけれど、
これはこれで、生あたたかい血が通うエピソード
ではあるので、リアルで非常におもしろいです。

もともとミリオン出版から発売された書籍が、
今回、講談社から文庫になったみたいですが、
書籍の帯には、「ニートは戦場へ行け!」。
稼げてもてる、素敵な商売だとカトケンさんは説いています。

以上、本の紹介でした。



【世界のへんなおじさん】 「レッドクリフ」を見てきました


おはようございます。
先日、立て続けに映画を見てきました。
ひとつは、「マルタのやさしい刺繍」。スイスの保守的な村に
住むおばあちゃんが、自宅を改造してブラジャー屋さんを開く話。

「なんてハレンチな!」と怒る保守的なおじさんたちとの
戦いっぷりが見事です。
(村のおじいちゃんたちは怒らないんだけどね)。
おばあちゃんの奮闘っぷりがおもしろかったので、
DVD出たら、ぜひ見てください。

もう一本は、大ヒット上映中らしい「レッドクリフ」。
日本の人は三国志、大好きな人、多いですよね。
今回は、その長い三国志のなかでも、一番の山場らしい
「赤壁の戦い」の前編です。

小説で読んだことがなく、いったいどんなスペクタルなのか
期待して見にいったんですが、エロくて強欲な曹操という
おじさんが、美しい人妻を横取りしたくて、
一大戦争を起こすという話でした。

ダースベイダーのように連邦軍を率いてやってくる
エロおじさんに負けじと、小さな国が同盟を結んで戦います。

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白石あづさ

ライフスタイル誌などを中心に活動しているフリーライター。
小学館より「世界のへんなおじさん」を出版。

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世界のへんなおじさん
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